これで迷わない!京都御所参観の手順とQ&A【入場料・予約・服装まで解説】

京都に行きたいけど、どこに行こうかな?

そんな風に、旅の計画を立てながら、ふと京都御所の名前が頭をよぎったあなた。 もしかしたら、「御所って難しそう…」「予約とか面倒なのかな?」なんて、ちょっと心配になっているかもしれませんね。

でも、安心してください! このブログを読み終わる頃には、あなたの心の中の「御所ってちょっとハードル高いかも…」という気持ちは、まるで春の雪のようにスーッと溶けて、代わりに「京都御所、絶対行きたい!」「私にも行けるんだ!」というワクワク感でいっぱいになっているはずです。

京都御所は、日本の歴史と文化がぎゅっと詰まった、まさに「生きた博物館」のような場所。 天皇陛下がお住まいになっていた、とてもとても大切な場所なんです。 でも、そう聞くと「すごくかしこまった場所なのかな?」って思ってしまうかもしれませんね。

琴さん

実は、全然そんなことはありません! このブログでは、小学生でも「なるほど!」と頷けるくらい分かりやすく、京都御所を訪れるための「これさえ読めば大丈夫!」な情報をたっぷり詰め込みました。

  • 「入り口はどこ?」「どうやって行くの?」といった素朴な疑問から、
  • 「どんな服装で行けばいいの?」「予約は必要?」といった具体的な疑問、
  • そして「ここだけは見てほしい!」という、とっておきの見どころまで、

まるで京都御所の専属ガイドさんが隣にいるかのように、丁寧に、そして楽しくご紹介していきます。

京都の美しい空の下、歴史の風を感じながら、天皇陛下が実際に過ごされた場所を歩く…そんな特別な体験を想像してみてください。 きっと、あなたの京都旅行が、これまで以上に忘れられない、心に残るものになるでしょう。

琴さん

さあ、準備はいいですか? このブログを読み進めるうちに、あなたの京都御所への旅は、もうすでに始まっています! 日本の美しい歴史と文化の扉を、一緒に開いてみませんか?


目次

京都御所の成り立ちと平安時代からの歴史

京都御所(きょうとごしょ)」って聞いたことありますか? 京都御所は、日本の天皇(てんのう)が昔、お住まいになっていた場所のことです。今から約1200年前、日本の都(みやこ)が京都に移されてから、明治時代に東京に都が移されるまでの長い間、天皇陛下は京都で暮らしていました。そのお住まいがあったのが、この京都御所なんです。

京都御所は、実は何度も場所が変わったり、燃えてしまったりして、そのたびに新しく建て直されてきました。今の場所にある京都御所は、今から約200年前の江戸時代に建てられたものがほとんどです。

京都御所

現存する建物と御所の造営・保存の歩み

京都御所の中には、天皇陛下がお仕事をする場所や、くつろぐ場所、儀式を行う場所など、たくさんの建物があります。特に有名なのは、大きな儀式が行われた「紫宸殿(ししんでん)」や、天皇陛下が普段お過ごしになった「清涼殿(せいりょうでん)」などです。

これらの建物は、長い歴史の中で、壊れたり古くなったりするたびに、大切に修理されたり、同じように新しく建て直されたりして、今も昔の姿をそのまま残しています。まるでタイムマシンに乗って昔にタイムスリップしたみたいに、昔の日本の様子を感じることができます。

京都御所が果たしてきた役割と特徴

京都御所は、単なる天皇陛下のお住まいだけじゃなかったのです。日本という国の大切なことを決める場所だったり、外国からのお客さんをもてなす場所だったり、日本の文化が生まれて育っていく中心の場所だったりもしました。

例えば、新しい天皇陛下が即位(そくい)する大切な儀式は、ずっとこの京都御所で行われてきました。また、昔の貴族(きぞく)たちが集まって、美しい和歌(わか)を詠んだり、日本の伝統的な遊びを楽しんだりする場所でもありました。

京都御所は、天皇陛下のお住まいとして、そして日本の歴史や文化の中心地として、とても重要な役割を果たしてきました。


京都御苑内の御所の場所と周辺地図

京都御所は、広大な「京都御苑(きょうとぎょえん)」という公園の中にあります。
例えるなら、大きなテーマパークの中にアトラクションがあるように、広い公園の中に御所があるイメージです。

京都御苑は、南北約1.3km、東西約0.7kmもの広さがあります。その中に京都御所をはじめ、仙洞御所(せんとうごしょ)や京都迎賓館(きょうとげいひんかん)といった建物が点在しています。

地図で見ると、京都御苑は京都市の真ん中に位置していることがわかります。周りには道路が通っていて、分かりやすい場所にあるから、迷う心配は少ないはずです。

公共交通機関・車でのアクセス方法

京都御所へのアクセスは、公共交通機関(電車やバス)を使うのが便利です。

交通手段最寄りの駅・バス停所要時間(目安)特徴
地下鉄烏丸線「丸太町駅」または「今出川駅」駅から徒歩5~10分京都駅からも乗り換えなしでアクセス可能。駅を出てすぐ。
バス市バス「烏丸今出川」または「烏丸丸太町」バス停から徒歩すぐ京都市内各地からアクセスしやすい。
京都御苑内の駐車場(有料)駐車場から御所まで徒歩10~15分駐車場が限られているので、できるだけ公共交通機関の利用がおすすめです。

京都御苑・仙洞御所・離宮との関係

京都御所」と「京都御苑」、そして「仙洞御所」や「離宮(りきゅう)」など、似たような名前がたくさん出てきて、少し混乱しませんか?

  • 京都御所(きょうとごしょ): 天皇陛下が昔、お住まいになっていた建物そのもの。
  • 京都御苑(きょうとぎょえん): 京都御所を囲む大きな公園。一般の人も自由に散策できます。
  • 仙洞御所(せんとうごしょ): 天皇陛下がお譲りになった後にお住まいになった場所。京都御苑の中にあり、ここは事前の予約が必要です。
  • 離宮(りきゅう): 都から離れた場所にある天皇陛下の別荘のような場所。有名なのは「桂離宮(かつらりきゅう)」や「修学院離宮(しゅがくいんりきゅう)」で、これらも事前の予約が必要です。
琴さん

京都御所は、京都御苑の中にある建物で、公園を散策しながらアクセスできる、と覚えておきましょう!


参観できるエリア・見どころ案内

京都御所では、たくさんの歴史的な建物や美しい庭園を見学することができます。
主な見どころは、天皇陛下が儀式を行った「紫宸殿」、普段お過ごしになった「清涼殿」、美しい池のある「御池庭(おいけにわ)」などです。

参観ルートは決まっていて、順路に沿って歩いて見学できます。それぞれの場所には説明の看板があるので、どんな場所なのかよくわかります。

参観受付・予約方法(当日・事前・休止時)

京都御所の参観は、昔は事前予約が必要だったんだけど、今は当日でも参観できるようになっています。

参観方法受付場所予約注意点
当日受付清所門(せいしょもん)不要受付時間内に清所門に行けばOK。身分証明書(保険証や学生証など)が必要です。
事前予約なし不要(現在は)以前は宮内庁のウェブサイトから事前予約ができましたが、現在は不要です。団体(20名以上)で参観する場合は、事前に連絡するとスムーズです。
休止時参観不可なし行事や年末年始などは参観が休止されることがあるので、事前に確認しましょう。

特別なイベントがない限り、いつでも当日受付で入れるから、急に「行ってみよう!」と思っても大丈夫だよ。ただし、**身分証明書(保険証、学生証など)**を忘れないようにね!

入場料・参観にかかる費用

京都御所の参観は、なんと無料です。

日本の大切な文化財を、たくさんの人に見てもらいたいという気持ちから、入場料はかからないそうです。

参観可能な時間・年間スケジュール

京都御所の参観時間は、季節によって少し変わるから、行く前にチェックするのがおすすめです。

期間受付時間参観開始時間最終入場時間
9月1日~3月31日午前9時~午後3時20分午前9時~午後4時午後3時20分
4月1日~8月31日午前9時~午後4時20分午前9時~午後5時午後4時20分

受付時間内に清所門に行って、参観手続きができます。
年末年始(12月28日~1月4日)や、行事がある日は参観が休止されることがあるので、宮内庁のウェブサイトで最新の情報を確認してから行くのが安心です。


適した服装と御所参観時のルール

京都御所は、日本の歴史においてとても大切な場所です。
参観するときは、いくつかのルールを守って、静かに見学するように心がけましょう。

【服装について
 特別な決まりはないですが、あまり派手すぎる服装や、露出の多い服装は避けて、落ち着いた服装がおすすめです。
 歩きやすい靴で行くのが一番!御所の中は広くて、石畳や砂利道もあるので、スニーカーなど歩きやすい靴を選びましょう。

参観時のルール
 • 大きな声で話したり、走り回ったりしない。
 • ごみをポイ捨てしない。
 • 決められた順路から外れない。
 • 建物の中には入れない場所もあるので、注意書きをよく読む。

琴さん

これらのルールを守って、みんなが気持ちよく見学できるように協力しましょう

撮影や飲食など施設内での注意事項

  • 写真撮影: 御所の中では、写真撮影はできます。しかし、フラッシュを使ってはいけない場所や、立ち入り禁止の場所を撮影するのはやめましょう。他の参観者の迷惑にならないように、マナーを守って撮影を楽しみましょう。
  • 飲食: 御所の中では、基本的に飲食はできません。お腹が空いたら、御苑の中にある休憩所やカフェを利用しましょう。飲み物も、指定された場所以外では飲まないように気をつけましょう。
  • 喫煙: 敷地内は全面禁煙です。
  • 携帯電話: 大きな音が出ないように、マナーモードに設定しましょう。

ガイドツアー・案内サービスの活用

京都御所では、ボランティアガイドさんが案内してくれるツアーに参加することもできます。
ガイドさんと一緒に回ると、建物の歴史や、それぞれの場所の役割など、自分だけでは分からないような詳しい話を聞くことができるので、もっと深く御所のことを知ることができます。

ツアーの時間は決まっているから、参加したい場合は、受付で確認してみましょう。
日本語のガイドツアーの他に、英語のガイドツアーもあるので、外国の人も楽しめます。


紫宸殿・清涼殿など代表的な建物・施設

京都御所には、日本の歴史を物語る大切な建物がたくさんあります。
その中でも特に見てほしい代表的な建物を紹介します。

  • 紫宸殿(ししんでん): 御所の中で一番格式の高い建物で、天皇陛下が即位の儀式など、国の重要なお祝い事を行う場所です。とても広くて立派な建物で、屋根の形も特徴的だよ。建物の中には、天皇陛下が座る「高御座(たかみくら)」や、皇后(こうごう)様が座る「御帳台(みちょうだい)」が置かれています。外から見学できるので、ぜひその大きさと美しさを感じてみてください。
  • 清涼殿(せいりょうでん): 紫宸殿の次に大切な建物で、天皇陛下が普段お過ごしになった場所です。中には天皇陛下がお休みになる場所や、食事をする場所など、いくつかの部屋に分かれています。昔の天皇陛下の生活がどんなだったか、想像しながら見てみると面白いです。
  • 御学問所(おがくもんじょ): 天皇陛下が学問をしたり、家臣(かしん)と政治の話をしたりした場所です。
  • 御常御殿(おつねごてん): 天皇陛下が日常的に生活していた場所で、紫宸殿や清涼殿よりも少しアットホームな雰囲気です。

池庭・内庭・中庭の庭園美を楽しむポイント

京都御所は建物だけでなく、美しい庭園も見どころの一つです。

  • 御池庭(おいけにわ): 大きな池がある美しい庭園で、池の周りには様々な植物が植えられていて、四季折々の景色を楽しむことができます。池には橋がかかっていたり、小さな島があったりして、とてもきれいです。
  • 内庭・中庭: 建物の間にある小さな庭園も、それぞれ工夫が凝らされています。石や木を配置して、限られた空間でも美しい景色を作り出しているから、日本の庭園の技術の高さに感動するはずです。

庭園を散策するときは、季節の花々や、池に映る建物の姿など、色々な角度から美しい景色を見つけてみてください。

御殿・公家町・歴史的な建造物の見学

京都御所の周辺には、天皇陛下に仕えた公家(くげ)たちの住まいがあった「公家町(くげまち)」の跡地や、その他の歴史的な建物もたくさんあります。

参観ルートからは少し外れますが、京都御苑の中には、御所を囲むようにして、昔の公家たちの屋敷の跡が残っています。今は建物は残っていませんが、説明の看板を読みながら歩くと、昔の賑やかな公家町を想像することができます。

特別拝観や限定公開エリア情報

京都御所は普段、限られたエリアしか見学できないですが、年に数回、特別拝観が行われることがあります。特別拝観では、普段は見られない建物の中や、特別な庭園などが公開されることがあるので、もしタイミングが合えば、ぜひ参加してみてください。

特別拝観の情報は、宮内庁のウェブサイトや、京都市の観光情報で発表されるから、行く前にチェックしておくとよいでしょう。限定公開の場所を見学できるのは、とても貴重な体験になるはずです。


京都御苑と国民公園の散策コース

琴さん

京都御所を見学した後は、ぜひ広大な京都御苑を散策してみてはいかがですか。京都御苑は「国民公園」として、いつでも誰でも無料で入ることができますよ。

御苑の中には、四季折々の花が咲く庭園や、小川が流れる場所、運動広場など、たくさんのスポットがあります。

  • 梅林・桃林: 春には美しい梅や桃の花が咲き誇ります。
  • 児童公園: 小さな子どもたちが遊べる遊具があります。
  • 学習の森: いろいろな種類の木々が植えられていて、自然の勉強ができます。

仙洞御所・修学院離宮・桂離宮など関連名所紹介

京都には、京都御所の他にも、天皇陛下や皇族(こうぞく)の方々が関わりのあった大切な場所がいくつかあります。
これらは「宮内庁管理施設」といって、事前の予約が必要な場所が多いので、行きたい場合は早めに予約しておきましょう。

  • 仙洞御所(せんとうごしょ): 京都御苑の中にある、上皇(じょうこう)様(天皇陛下がお譲りになった方)のお住まいだった場所です。美しい庭園が有名で、四季折々の景色が楽しめます。
  • 修学院離宮(しゅがくいんりきゅう): 京都市の東の方にある、広大な敷地を持つ離宮です。山の斜面を利用した美しい庭園が特徴です。
  • 桂離宮(かつらりきゅう): 京都市の西の方にある、日本庭園の最高峰とも言われる美しい離宮です。洗練された建物のデザインも素晴らしいです。

これらは全て、インターネットや郵便で事前予約が必要です。
京都御所とは違って当日受付はないので、注意してください。


琴さん

京都御所参観でよくある質問をQ&A形式でまとめました。

参観休止日・混雑時の対処法

いつでも参観できるの?

基本的にはいつでも参観できます。しかし、年末年始(12月28日~1月4日)や、行事がある日は参観が休止されることがあります。行く前に、宮内庁のウェブサイトで最新の情報を確認するのが一番安心です。

混雑する時期はある?

桜や紅葉の季節、ゴールデンウィークや夏休みなどの観光シーズンは、特に多くの人が訪れて混雑することがあります。もし混雑を避けたいなら、平日の午前中が比較的空いていることが多いです。

障害者・車椅子対応などバリアフリー情報

車椅子でも参観できる?

車椅子での参観も可能です。参観ルートは舗装されている部分が多いですが、一部、砂利道や段差がある場所もあるかもしれないので、清所門の受付で事前に相談してみてください。係の人がサポートしてくれることもあるので、安心して参観できます。

貸し出し用の車椅子はある?

清所門の受付で、車椅子の貸し出しをしています。数に限りがあるので、必要な場合は早めに声をかけてみましょう。

ペット・子ども連れのポイント

ペットと一緒に参観できる?

京都御所の中(清所門から入るエリア)はペットと一緒に参観することはできないです。しかし、京都御苑(御所を囲む広い公園)は、リードをつけていればペットと一緒にお散歩できます。

小さい子どもを連れて行くときの注意点は?

小さい子どもを連れての参観も大歓迎です。ベビーカーでの参観も可能。ただし、御所の中は大切な場所なので、子どもたちが走り回ったり、大声を出したりしないように、気を付けてあげてください。お手洗いも完備されているから安心です。


琴さん

最後に、京都観光のスペシャリストとして、京都御所を最大限に楽しむためのポイントと、あなたの背中を押すメッセージを贈ります。

京都御所は、単なる古い建物ではありません。それは、日本の歴史そのものが息づいている場所。天皇陛下がこの地で日本の未来を想い、人々が文化を育んできた、まさに「心のふるさと」とも言える場所です。

このブログを読んだあなたは、もう京都御所のことを深く理解し、参観の準備もバッチリです。 入場料は無料で、予約も不要(団体は連絡推奨)、当日でも身分証明書があればOK。こんなにも気軽に、日本の歴史の舞台裏を垣間見ることができる場所は、他にはなかなかありません。

参観のコツは3つ!

  1. 身分証明書を忘れずに!(これだけは必須!)
  2. 歩きやすい靴で行く!
  3. ガイドさんの説明を聞いてみる!(歴史がもっと面白くなります)

紫宸殿の威厳、清涼殿の静けさ、そして美しい庭園の四季折々の表情。 あなたは、この場所で、教科書には載っていない感動を肌で感じることができるでしょう。 もしかしたら、昔の天皇陛下や公家たちが、どんな気持ちでこの場所を歩いていたのか、想像してみるのも楽しいかもしれません。

京都の美しい風景の中に溶け込むように佇む京都御所は、きっとあなたの心に深く刻まれる特別な体験を約束します。 さあ、もう迷うことはありません。この素晴らしい歴史の舞台へ、一歩踏み出してみませんか? あなたの京都旅行が、最高の思い出となることを心から願っています!

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この記事を書いた人

「おやかまっさん」とは、京都の言葉で「おじゃまします」「お騒がせします」といった意味を持つ言葉。そんな京都ならではの温かみを感じてもらいたくて、このブログを始めました。

私は神戸出身ですが、昔から京都を散策するのが大好き。ご縁があって京都人の夫と結婚し、ますますこの街の奥深い魅力に惹かれるようになりました。観光名所だけでなく、地元の人が愛するお店や、ふとした路地裏の風景、季節ごとの楽しみ方など、まだまだ知られていない「ほんまもんの京都」をもっと多くの人に伝えたいと思っています。

このブログでは、京都を訪れる前に知っておくとより楽しめる情報を発信し、旅をより豊かにするお手伝いができればと思っています。どうぞ、ゆっくりしていっておくれやす。

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