2026年1月 京都イベントカレンダー

古都の歴史と信仰。静寂と雅を巡る。凛とした京の冬を堪能

日付イベント名場所詳細
1月1日四方拝・歳旦祭(しほうはい・さいたんさい)各神社(石清水八幡宮、賀茂別雷神社など)国家の安泰と国民の幸福を祈る新年最初の祭典です。早朝の清浄な空気の中で、一年の計を立てる厳かなひとときを。
1月1日〜3日皇服茶(おうぶくちゃ)の授与六波羅蜜寺空也上人が村上天皇に献じたといわれる、無病息災を願う梅と昆布のお茶です。古都の新春の習わしに触れ、優雅な気持ちで一年を始めましょう。
1月2日初釜(はつがま)各茶室・文化施設(裏千家、表千家など)新年に初めて茶を点てる行事で、京都ならではの雅な文化を体験できます。静寂な空間でいただく一服は、心身を清めてくれるでしょう。
1月3日元始祭(げんしさい)平安神宮明治天皇が始められた、皇室と国家の安寧を祈る祭典。朱色の社殿と白雪のコントラストが美しい冬の平安神宮で、歴史の重みを感じてみませんか。
1月4日蹴鞠初め(けまりはじめ)下鴨神社 糺の森平安貴族の雅な遊び「蹴鞠」を、保存会の人々が装束姿で奉納します。優美で伝統的な行事を目の当たりにし、時代絵巻に浸れるでしょう。
1月4日札始め(ふだはじめ)伏見稲荷大社新しいお札の授与が始まる日。早朝に参拝し、清々しい空気の中、きつねの好物とされる油揚げを供える神事を見学できます。
1月5日七草粥(ななくさがゆ)の振る舞い上賀茂神社、城南宮 など一年の無病息災を願って、春の七草を入れた粥をいただく行事。冷え込んだ体に染み渡る優しい味わいは、古都の冬の風物詩です。
1月6日大發会(だいはっかい)三十三間堂堂内に安置されている千手観音像の開扉と、本尊への修正会が行われます。長く続くお堂で、圧倒的な観音像群の荘厳さに触れる感動体験を。
1月7日御弓始神事(おゆみはじめしんじ)八坂神社、上賀茂神社、法輪寺 など年占いや厄除けのため、弓を射る神事。古式ゆかしい作法で行われる神事は、凛とした冬の空気に映え、歴史好きの心をくすぐります。
1月9日・10日・11日十日えびす大祭京都ゑびす神社商売繁盛の神様「えびす様」を祀るお祭り。舞妓さんによる福笹の授与があり、華やかな京の文化と活気ある信仰に触れることができます。
1月11日鏡開き(かがみびらき)各家庭、一部寺社年神様に供えた鏡餅を割って食べる日本の伝統行事。寺社によっては、お餅やお汁粉の振る舞いがあり、日本の正月文化を深く感じられます。
1月12日法華大会(ほっけだいえ)本能寺織田信長ゆかりの寺で、日蓮聖人の事績を偲ぶ法要。歴史上の大事件の舞台となった寺を訪ね、静かにその歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょう。
1月15日小豆粥(あずきがゆ)の振る舞い泉涌寺、上御霊神社 など厄除けや招福を願い、小豆の入ったお粥をいただく行事。寒い季節に温かいお粥を味わいながら、伝統的な行事に参加する喜びを感じられます。
1月15日御煤納(おすすおさめ)北野天満宮境内をきれいに清掃する行事。一年を締めくくる準備として、古いお札を焚き上げる神聖な炎と、静かに掃き清められる境内の様子は、心洗われる光景です。
1月17日〜21日星祭(ほしまつり)廬山寺紫式部ゆかりの寺で行われる厄除け開運の法会。源氏物語の世界に思いを馳せながら、秘められた歴史と静寂な寺の雰囲気を味わう贅沢な時間です。
1月21日初弘法(はつこうぼう)東寺弘法大師空海にちなむ月命日の中で、新年最初の縁日。骨董品や古着、食べ物などの露店が立ち並び、賑わいの中で掘り出し物を見つける楽しみがあります。
1月25日初天神(はつてんじん)北野天満宮菅原道真公にちなむ月命日の中で、新年最初の縁日。学問の神様として知られ、多くの参拝者で賑わう活気ある縁日を体験し、新しい学びへの意欲を高めましょう。
1月下旬雪景色金閣寺、銀閣寺、貴船神社 など京都に雪が降った日限定の、息をのむほど美しい雪景色。特に金閣寺の雪化粧は「雪金閣」と呼ばれ、静かで幻想的な古都の趣を堪能できます。
1月下旬〜2月上旬梅花(ばいか)の開花北野天満宮、梅宮大社、城南宮 などまだ寒い中、いち早く可憐な花を咲かせる梅の花。早咲きの梅を愛でながら、春の訪れを感じる散策は、冬の京都の静かな楽しみです。
期間中冬の特別公開京都国立博物館、寺社など普段見ることのできない文化財や、秘仏が公開される貴重な期間。歴史好きにはたまらない、奥深い京都の文化に触れる絶好の機会です。
期間中京の冬の旅 寺社特別公開非公開文化財の特別公開通常非公開の文化財や、寺社が特別に公開されるイベント。秘められた美と歴史に触れることで、京都の奥行きを深く感じられます。
期間中京の伝統工芸体験各工房、文化施設京友禅、京焼・清水焼、組紐などの伝統工芸を体験できるワークショップ。趣のある京都の手仕事に触れ、思い出に残る作品を作ってみてはいかがでしょう。

詳細情報や最新の開催状況については、各イベントの公式サイトや主催者に直接お問い合わせください。

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この記事を書いた人

「おやかまっさん」とは、京都の言葉で「おじゃまします」「お騒がせします」といった意味を持つ言葉。そんな京都ならではの温かみを感じてもらいたくて、このブログを始めました。

私は神戸出身ですが、昔から京都を散策するのが大好き。ご縁があって京都人の夫と結婚し、ますますこの街の奥深い魅力に惹かれるようになりました。観光名所だけでなく、地元の人が愛するお店や、ふとした路地裏の風景、季節ごとの楽しみ方など、まだまだ知られていない「ほんまもんの京都」をもっと多くの人に伝えたいと思っています。

このブログでは、京都を訪れる前に知っておくとより楽しめる情報を発信し、旅をより豊かにするお手伝いができればと思っています。どうぞ、ゆっくりしていっておくれやす。

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